手記 Quaderni

1943年11月5日

 十一月五日

 イエズスが言われます。

「人が、たとえ真の神についての知識から遠く離れていたとしても、高潔な魂の高揚によって神が存在するに違いないと知り、パウロが語る知られざる神に心の中で祭壇を築くなら、その人は、神の存在について教えられた後に神の素晴らしい働きに人間の理論を適用しようとした人々よりも、はるかに神に近づいています。

 自分自身の考えや自分と同じような小さな人間の考えを崇拝する人々は、星や動物を崇拝する人々よりももっと偶像崇拝的で呪われています。後者は野蛮で退化した人々です。前者は、進歩して野蛮化した人々です。彼らは、自分で自分の体を傷つける人のように、自分の最も高貴で神聖な部分を切断し、それを卑劣な部分として捨て去ります。

 正直な目と正直な思いで神を見つめなさい。神が輝いているのが分かるでしょう。なぜ、生命の法則と宇宙の秘密を精査し、まずこの宇宙とこれらの法則が神の存在の否定できない証拠であることを認めないのですか?

 あなた方の進歩を結集させて、草原に草を一本追加することができますか? あなた方の科学は、神が男と女を創造して以来定めてきた法則を超えて、新たな動物を生み出すことができますか? あなた方の傲慢さに満ちた実験は、生命を創造とまでは行かないまでも、死の阻止に成功することができますか?

 いいえ。あなた方は、何百万もの動物のうち最も単純なものの卵子を受精させることができます。胎児の心臓の鼓動を継続させることができます。しかし、神が創造したもの、すなわち無から人間を造ることはできません。神が塵は塵に帰り、魂は神のもとに帰るように命じているときに、死にゆく心臓を動かし続けることはできません。種がなければ、一本の草を生やすこともできません。いくら電気を用いても、死体にエネルギーを取り戻させることはできません。あなた方は、病気と死、虐殺と不幸を生み出すことしかできません。

 そして、あなた方はこれができず、地上と良心における混乱を増やすばかりであるように、あなた方はもはや、自分自身の中にどのように信仰を作り出すかを知りません。信仰なしには間違いが避けられないのですが。あなた方は迷っています。宗教を作っています。けれども、あなた方に宗教はありません。

 あなた方は、神よりも子ども、夫、親族を愛します。もし神が彼らを取り去るなら、あなた方は神への愛と敬意を失います。あなた方は、自らを『神』と称し、あなた方よりも三倍も泥まみれの、哀れな人間を愛している、というか、崇拝しています。そして、その人の前で背を曲げるだけでなく──それだけならまだしも──何よりも、自分の判断力、良心を曲げているのです。たとえわたしが親族に対する過度の愛から罪を犯す人々をまだ哀れんでいるとしても、神に反する力に自分自身と良心を売り渡す人々をわたしは許しません。

 たとえ暴君に逆らってでも、神の子でいなければなりません。そして、泥の偶像の前で魂を燃やすこと以外は、すべて受け入れなければなりません。人が、真の神への神聖な礼拝を失い、自分と同等かそれ以下の存在への偶像崇拝に陥るなら、自分を神に似たものにする素晴らしい宝石を自分自身の中で腐敗させ、自分の中のすべてを腐敗させます。あなた方が生きているこの時代は、まさにそのような堕落の典型であると言っても過言ではありません。そのような堕落は枚挙にいとまがありません。

 わたしの祭壇には、外面はキリスト者だが内面はそうではない偽りのキリスト者、あるべき姿ではない人々が大勢来ます。そして、これは人間にとって悪いことです。彼は姦淫してはならないことを知っているべきで、肉体が血の声で彼を駆り立てるなら、年老いるのを待たずに妻を選ぶべきです。しかし、妻に汚れていない体を差し出すべきです。正義において。なぜなら、彼は妻に同じことを望むからです。慈愛において。なぜなら、汚染は常に危険をもたらすばかりでなく、体を堕落させるとともに魂を腐敗させるからです。だから、あなた方をしばしばらい病にさせる病気があり、あなた方はそれを自分の伴侶や罪のない子らに感染させます。

 女が、女を汚すことのできる最も醜い汚点を身に着けたまま、神の前に、神の祭壇の前に立ち、男に誓いを立てることは、二倍悪いことです。神に対しても、男に対しても、伴侶に対しても、世界に対してもうそつきである彼女は、受けるに値しない祝福、保護、尊敬を盗みます。しかし、神は騙されませんから、彼女への祝福は罰に変わります。彼女は泥棒であり姦婦であり、その罪に基づいて裁かれるでしょう。泥棒だというのは、彼女は伴侶の権利を騙し取り、受け取るに値しない信頼を盗み、さらに受け取るに値しない神の祝福を盗んでいるからです。彼女はまだ生まれていない者から母と権利を奪っています。また、人生の夜明け前に抑圧された人たちや、野良犬の子のように人生の片隅に置き去りにされた人たちのことを考えても、彼女の死んだ魂は慄きません。彼女は姦婦です。なぜなら、『情欲をもって男を見る者は、すでに姦淫を犯している』からです。彼女は肉欲を抑えることができず、堕落した飢えを満たすことができたので、姦淫を犯したのです。

 偶像崇拝の中で生きていれば、個人的な殺人や戦争などの集団殺人で血を流す傾向が強くなりますが、そのような殺人はほとんどの場合、そして現在ではすべて、いかなる動機によっても正当化されない窃盗と詐欺以外の何物でもありません。あなた方は他人の土地と権利を奪い、他人の子どもを殺害する者です。

 あなた方は大なり小なりうそつきであり、詐欺師です。もはや人生に誠実さはありません。人間の言葉には名誉が欠け、あなた方は平然と不名誉な行為をなします。

 あなた方は腐敗しています。思考も、嗜好も、行為も、感覚も。根底から腐敗しています。四日間の十倍の期間、埋葬されていた遺体よりも腐敗しています。わたしがあなた方のために朽ちないものとして創造したもの、霊においてさえ、あなた方は朽ち果てています。あなた方は霊を殺し、汚れた重いと汚れた行いの群がる害虫に変えています。

 腐敗と腐敗させる者たち。若者から老人まで、同胞を腐敗させる者たち。あなた方はもはや幼児期すら尊重せず、その前に無関心に自分の行動と言葉で姦淫し、その腐敗でユリのつぼみを汚します。それらが開くときにはすでに汚れていて、ますます死臭を発するでしょう。あなた方がさらに汚すからです。あなた方の芸術。芸術は他の動物に対するあなた方の王権のあかしであり、あなた方の創造主である真の神から創造的思考のひらめきを受け取った半神としてのあなた方の本質であるにもかかわらず、それすら堕落し、腐敗し、山の一本松よりも稀少な人々をうんざりさせます。彼らは依然として天を思い起こすことができ、天に対する緊張を保つ方法を知っている人々です。

 あなた方は不誠実です。神に対しても、祖国に対しても、家族に対しても、妻に対しても、子どもに対しても、親戚に対しても、友人に対しても不誠実です。わずかな金のため、あるいは雌蛇の笑みのためにすべてを売り渡すユダよ、あなたはもはや、何より神を敬い、どんな犠牲を払っても揺るぎない信仰心、旗を守る英雄的な心、あなた方を愛する人への誠実な愛、あなた方を信頼する人々への揺るぎない友情、これらが何であるのかさえ、知りません。

 あなた方は論争好きです。機会さえあれば、野獣の本能を解き放ち、兄弟の血に牙を突き立てます。

 あなた方はうそつきです。なぜなら、あなた方は神と国と家族を愛していると言いながら、それは口先だけで、地上で何かを得るためなら、何であろうと、だれであろうと、裏切るつもりだからです。そして、あなた方の魂が盲目なせいで、神から直接あなた方に届くものはほとんどないので、あなた方は神の名を挙げて、神を踏み台にして評判を上げようとします。偽善を実践して善良に見せ、あなた方の小羊のような見せかけに騙された人々から、よく見られようとします。ああ、罪深いヤギのような偽善者たち。

 あなた方は抑圧者です。なぜなら、わたしのいつくしみの法に従わないならば、自分たちの都合次第で違法なことが許されるとばかりに、反対の法に陥ることは避けられないからです。それゆえ、あなた方は同胞を憎み、抑圧し、あなた方と同等の心の硬さを持つ者たちがどうあなた方に立ち向かうかを知っているので、あなた方は、言葉の真の意味で『神の子』であるがゆえに反応しない者たちを抑圧します。

 あなた方は、触れるものすべてを汚染します。卑猥な欲望に満ちた男たちよ、視線、あなた方の視線さえも、汚れです。それは、あなた方の実父である地獄の蛇が立てる音のように、誘惑するための言葉です。それは、心と目に有毒な行為を生み出す思考です。あなた方の毒の刺激が降り注げば、感情をかき乱し、感覚を覚醒させます。

 あなた方の感覚は逆転しています。何世紀にもわたる悪徳の結果として、あなた方を獣よりも劣った存在にしているこの特性が、今ほど蔓延していることはありません。あなた方はそれに抵抗するどころか、堕落した身であるがゆえに、それを喜び、金儲けのために利用します。あなた方は悪魔をむかつかせます。わたしの代弁者への敬意から、これ以上は言いませんが。

 これが、あなた方が今や激しく実践している感覚と権力への偶像崇拝へとつながっています。そして、あなた方は、その偶像崇拝とそれがもたらす結果を考えもせずに、それに浸っています。見ておられる神から罰を受けることになるとは思いもせずに。

 わたしは、常在せず、目のない、肉や土でできた神ではありません。わたしは存在し、どこにでも存在する神であり、王座から人々の行いを精査し、記録します。わたしは、あなた方に導く道を与えるために語った者です。わたしが言ったことは、言い続けてきたことであり、何千年経っても変わりません。わたしは、永遠の唯一の神です。わたしは、あなた方の主なる神であり、他に類を見ない存在です。わたしは至聖なる三位一体の神です。

 わたしを気にかけず、わたしを拒んで獣に従う者たちは呪われます」。