手記 Quaderni

1943年10月28日

 十月二十八日

 イエズスが言われます。

「あまりに多くの人が、血生臭いものを食べたがりました。そして、血をのどに詰まらせます。傲慢、自尊心、権力欲によって強奪された血。善と悪の概念の最小限をも失った人々によって、あまりにも多くの血が地上で流され、今も流されています。そして、彼らは弱者を迷わせて踏み外させようと旗を振り回すサタンの手にかかり、からかわれています。

 違法行為の多くが、権力者によって行われたというだけの理由で『合法』とされました。けれども、一時の権力者たち、考えなさい、唯一の権力者の手には、すでにあなた方を焼き尽くす稲妻があります。まず、あなた方の手中の盗んだ果実を焼き尽くすために。そして、もしまだ悔い改めないなら、あなた方自身を焼き尽くすために。

 真にこの世を受け継ぐのは、暴力的な者、殺人者、堕落者、裏切り者、邪悪な者ではありません。わたしの掟に従って生きる人たちです。日没の前に、あなた方は彼らから、この地上の日を奪い取ることができるでしょう。でも、今、あらゆる不法な判決を合法的なものと見なしているあなた方、わたしが来る恐るべき炎の日に、彼らはわたしとともにあなた方を裁くでしょう。

 すると、審判者であるキリストの後ろで、わたしの死の瞬間に墓場を開き神殿の幕を引き裂いた威厳よりもはるかに強い威厳が世界を揺るがすとき、あなた方にとって災いです。わたしの後ろに、あなた方が殺し、拷問した者たちが勢ぞろいするとき、あなた方には災いです。わたしは、あなた方の永遠の裁きにおいて、彼らの苦しみを考慮します。

 あなた方の罪のために、都市、王国、民族が滅びます。あなた方は、猛烈な絶対主義で支配したがりました。わたしは、あなたの周りに孤独を作り出します。あなたは崩壊した建物の柱のように残るでしょう。けれども、覚えておきなさい、廃墟の中で生きる人は、破滅する可能性があり、廃墟を作る者は、必ず破滅する運命にあることを。そして、倒れるときに、わたしが世界の主であることを思い出すなら、あなたはまだ幸せだと言えるでしょう。

 わたしの魂であるあなた、震えても誇ってもいけません。恐れも誇りも、同じように有害です。あなたが称賛からも嘲笑からも無関心でいられますように。神の大義に奉仕することだけを祈念して生きなさい。神の大義のために受けた嘲笑は、すでに光輪となっています。

 称賛! おお、人間による称賛! それらは最も虚しいものであり、いとも簡単に無へと消えてしまいます。泥の底から浮上する空気の泡、腐った泥から水面に飛び出し、円を描いてすぐに消えてしまうガス、それに留まらないのが人間からの称賛です。それは常に人間の感情から生じ、毒気を伴い、親密な平和の鏡を破壊し、そして何も残りません。清らかでいたがる水のように、神の中で働き続け、単なる人間との接触によって喚起された無益な賛美の記憶すらも置き去りにして、速やかに去る人たちは幸いです。

 決して、人間的な称賛に誘惑されてはいけません。常に考えなさい、それらは半分偽善であり、半分無思慮です。今日はあなたを称賛しますが、明日はあなたを軽蔑するでしょう。人間的な優しさを持った最高の人々でさえ、あなたの話を聞くのは、言葉の本質ではなく、言葉の喜びのためです。概念が調和的で芸術的であるから心地よいのであって、概念を支える核心については考えません。『彼らにとって、あなたは甘く柔らかな声で歌われる歌のようなものです。彼らはあなたの言葉を聞いても、それを実行しません』。211

 彼らには、やらせておきなさい。ますます悪いことに、彼らは、わたしの忍耐強いいつくしみの贈り物をも拒否し、それを拒否することで、わたしの正義の炭を自らに積み上げることになります。なぜなら、彼らには新たに御言葉をもたらした人がいたのに、彼らは再びそれを軽蔑したからです。イザヤの預言は、再びこの時代に当てはまるかもしれません。『お前たちは聞くには聞くが決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。この民の心は鈍くなり、耳は遠くなり、目は閉じてしまっている。それは、彼らが目で見ることも、耳で聞くことも、心で悟ることも、立ち返ることもなく、わたしも彼らを癒すことがないためである』。

 姦淫と邪悪の世代よ、あなた方を霊的に殺す者たちをいとも簡単に信じ、あなた方に命を与えようとするキリストと預言者たちを拒絶する世代、あなた方と矛盾するキリストの印によって、すでに印を付けられた世代よ、敵と肉と結婚したあなた方を救おうと、わたしは何度試みたことでしょう! わたしの預言者たちの石と、あなた方の主人の十字架刑を引き受けて! 愚かで不誠実な世代よ、わたしを不潔な欲望と交換し、光を否定して闇に沈むユダの世代よ、あなた方の望みがかなうがよい! あなた方は命を望まなかったので、死を迎える。そして、あなた方の貪欲な眠気を目覚めさせるのは、わたしの恐ろしい怒りの兆候以外にないでしょう。

 けれども、預言されたことが起きる時、それは確かに起きますが、その時、彼らの中に預言者、僕、わたしの『声』212がいたことを彼らは知るでしょう。

 娘よ、書きなさい。『自らを養う牧者には災いがある』213。霊魂の牧者たち、人々の牧者たち。わたしの司祭たち、国家元首たち。命と命の管理者であるという大きな責任を、聖性と正義で果たすことはできません。あなた方がわたしの聖性と正義の中に留まらない限り。ほかに方法はありません。神と、神の掟のほかに、いつまでも誠実な行いは存在しません。あなた方が統治できるのは暫時で、その後は衰退し、自分自身と他者を破滅させます。

 あなた方は、自らの使命を歪め、食物を与えずに自分を養います。第一の牧者であるあなた方は、魂を強め癒すという神聖で甘美な仕事に身を尽くしていません。第二の牧者であるあなた方は、民を守るという公正で祝福された仕事に身を尽くしていません。あなた方は迫害し、無視してきました。あなた方は罪に定め、殺害しました。ああ、あなた方を待っている恐ろしい審判!

 もう一度言います214。絶望は、それを引き起こした者たちに降りかかります。あらゆる混乱、あらゆる冒涜は、それを流した者たちに。あらゆる魂の苦しみは、憐れみを知らず、厳格さしか知らない司祭たちの上に。

 権力者には災いがあります。しかし、あなた方司祭には、七倍の災いがあります。なぜなら、前者は魂よりも体に死をもたらすのに対し、あなた方は、権力者を始めとする魂の死に責任があるからです。あなた方は、権力者を抑え込むことができず、あるいは少なくとも、『それは許されない』と断固として抑え込もうとせず、キリストへの裏切りである偽りの服従を通じて彼らに悪事を行わせているからです。

 わたしは『善い羊飼いは羊のために命を捨てる』と言いました。あなた方は、自分の羊を守ることに気を配っていますが、羊は大小問わず散らばって野獣の餌食となり、不健康な牧草を食べて死んでしまいました。

 害を及ぼす植物の根に鎖をかける方法を知らなければなりません。そして、その植物やその子孫がその鎖であなたに背き、あなたの命を奪うという危険を考慮するのではなく、あなたの最高の命を守るために行動してください。あなた方がこれをしないならば、破滅は地球を荒廃させ、破滅は魂を荒廃させます。

 今、あなたに教えます。聞きなさい。わたし自身が彼らの羊飼いになります。わたしは、わたしの羊を集めに来ます。わたしは、彼らを、致命的な魂の熱病を引き起こす愚かで有害な教義の暗闇から遠ざけ、わたしの牧場に集めます。わたしは、彼らを分けます。彼らは子ヤギや雄羊から離れるでしょう。なぜなら、彼らは自分たちを愛する声を聞くからです。彼らはもはや、今のようにわたしの僕たちを通して聞くのではなく、王国を所有するために戻って来る言葉の口から命の川のように流れ出る声を聞くでしょう。

 わたしは、あなた方の不注意によって滅ぼされた羊たちさえも、憐れみをもって集めます。しかし、羊の皮をかぶった狼たち、怠惰な羊飼いたち、富と快楽に貪欲な者たちは、わたしの群れから離れなさい。わたしに従う人たちは、兄弟に対して慈悲深くあるべきです。自分ばかり太って、他人には踏み荒らされ汚れた草や人間の陰謀によって濁った水を残すようなことをしてはなりません。そして、これは、一般信徒の会衆の人たちの中で、虚栄心をくすぐる地位だけを目指す人たちにも当てはまります。わたしの小羊になりたいなら、傲慢さを捨て、心の頑固さを捨てなさい。それらは、柔和な人を傷つけ、拒絶し、弱い者を抑圧する尖った角です。

 わたしは平和の王として、群れから偽りと不純なものを一掃した後、残っている者たちに最後の教えを授けます。今は選ばれた者だけがわたしを知っていますが、彼らもそのようにわたしを知るでしょう。十二人ではなく、一万二千人の一万二千倍の人が王の知識に召されるでしょう。異端と戦争は消滅し、光と平和がこの世の太陽となるでしょう。彼らは、わたしの言葉の生きた種を食べて、もはや霊的な飢えに苦しむことはなくなるでしょう。彼らは、霊と真理においてわたしを礼拝するでしょう。

 神に対するサタンの最後の反乱が起こるとき、王の知識に召された人々の中に、最後のユダたちが不足することはないでしょう。永遠の都の金は、栄光の小羊の王座の前の香炉となるために、三つのフィルターを通して精製されなければなりません。そして、これが最後のフィルターです。けれども、『忠実』な者は忠実であり続けるでしょう。彼らはわたしが彼らと共にいること、そして、彼らがわたしの永遠の民であることを知るでしょう。

 けれども、これからは、わたしの愛する人たち、おお、わたしを愛し、わたしが愛する人たち、知ってください、わたしが羊の群れを集めて天国の永遠の牧場へ連れて行く前から、あなた方はわたしの愛する小羊です。あなた方は、他の者よりも先にわたしの王国に入るでしょう。なぜなら、あなた方はわたしの群れであり、わたしはあなた方の神、主であり、あなた方の羊飼いだからです。主は、あなた方の間で喜びを感じ、あなた方を自分の家に招きます。キリストに忠実な者たちに与えられる平和の中で、あなた方と共に暮らすために」。

注

  1. 著者は鉛筆で「三十二章」参照と書き込み。

    ↩

  2. 三十三章参照と、著者の鉛筆による書き込み。

    ↩

  3. 二章参照と、著者の鉛筆による書き込み。

    ↩

  4. 特に、七月二十二日、八月五日の口述など。

    ↩