1943年10月19日
十月十九日206
イエズスが言われます。
「さて、わたしの魂、ついに、雅歌の最後に来ました。愛の知恵の最終戦略を教えましょう。
純粋でありなさい。あなたの最愛の者は、ユリや雪よりも純粋だからです。花嫁は、主人と同じ服を着、主人と同じものを尊ばなければなりません。光が近づいています、マリア。肉体の影の痕跡をも消しなさい。わたしが来るとき、あなたも光だけになるように。そうすれば、光であるイエズスは、あなたを心に抱き寄せて、住まいに連れて行くでしょう。そこにはもう、地上で強要される別離はありません。
常に、美を増やしなさい。婚礼は誓いです。最後の犠牲の宝石を着けなさい。喜んで身を飾りなさい、それは、あなたを永遠に愛する方から贈られたものだからです。
愛の輝きであなたを燃え立たせ、あなたの霊魂の外観を輝かせなさい。冷たい花嫁は、単に怠惰なだけであっても、花嫁ではありません。わたしは、あなたが完全な愛に燃えていることを望みます。
敵は、地獄のような妬みで、あなたを邪魔しようとしますが、敵のあらゆる勢力に対して勇敢でいなさい。悪魔の戦車があなたに向かってきても無駄でしょう。あなたが忠実でいる限り、四人の悪魔の四倍の四倍の十倍がかかっても、あなたの足の下の草よりも劣るでしょう。あなたの足は、まだ愛の住まいからあなたを隔てている最後の一歩を踏み出そうとしています。
いかなるものにも、邪魔させてはいけません。わたしに寄り掛かって進みなさい。最後まで、そうしなさい。そうすれば、あなたの移動は甘美で輝かしいものになるでしょう。薄暗いでこぼこ道から離れて、日光と鳥のさえずりに満ちた花咲く草原に入るように。そして、愛によって天国にふさわしいと評価された人たちにとって、死とはまことに、永遠の美と永遠の喜びへの入り口に過ぎません。
あなたは過去に潔白ではありませんでしたから、わたしが教えた方法によって、これらの影の痕跡をすべて消しなさい。激しい愛を増やすことによって。わたしのためだけに、わたしと共に生きなさい。父があなたを精査しても、息子と切り離せないほどわたしに融合しているのを見ていただけるように。わたしの慈しみが、あなたの衣装の裂け目を隠す婚礼衣装のように、あなたを覆うことができるように。
あなた方は、たった一人で正義の前に出頭しなければならないとしたら不幸です。あなた方がどんなに善人であろうと、必ず何らかの欠陥があります。けれども、わたしと共に父のもとに現れるなら、子の光輝は、あなた方の霊魂を光で囲み、美しく見せるでしょう。そして、わたしを愛している霊魂を父に見せるときほど、その輝きが強いことはありません。贖い主としてのわたしの犠牲が無駄ではなかったことになります。父の正義は、聖なるエルサレムの新しい市民の救い主である子を嘆かせることではありませんから、その霊魂の負い目を祝福で消し、天国を開いてくださいます。
この世の邪魔者から逃れなさい。わたしと一緒に、孤立しなさい。人は、外国へ移住しようとするとき、そこで生きられるように言語を学びます。少なくとも、その言語の初歩を学ぼうとします。一言も知らずに行くのは軽率です。最初はとても苦労するでしょう。
永遠の住まいでは、知恵は最初の瞬間に、あなた方を教育します、それは真実です。でも、見なさい、わたしの魂。地上での最後の日々は天国への準備です。わたしの善良さが、あなた方に命の準備をするための、あらゆる徴と時間与え、わたしの慈悲だけでなく、人間の意志によっても、あなた方が命に来るための最終的な準備をする機会を与えられるとき、注意深く自分自身を準備する人は祝福されます。どんなに注意しても、し過ぎることはありません。
もし、この注意を払うなら──高齢者、長患いの人、残酷な戦争のせいで、ほとんど死が確実な人のだれもが──煉獄で長く苦しみながら待つことはないでしょう。わたしの中で変身を遂げなさい。わたしへの愛をもって、わたしを嘆かせたことを真に後悔し、まことの寛容さと、まことの受容をもって、善意であらゆる徳を実践しなさい。そうすれば、肉と血の混合の中で霊が少ししか支配しなかった人間をまことの真理を知る霊に変える、このつらい仕事をせずに済むでしょう。その真理とは、神だけが存在のすべての動きに値するということです。
あなたには、住まいの準備をする時間がたっぷりあります。思い出しなさい、多く愛した人は多く赦され、多く与えられた人には多く求められます。神が特別の愛であなたに与えたものを持っている人は、ほとんどいません。
婚礼衣装の最後の仕上げをするために、何からも重圧を受けず、何にも不快を覚えず、何も放置することがないように気を付けなさい。もし、道がどんどんつらくなるなら、あなたのイエズスを思いなさい。イエズスにも、ゴルゴタへの最後の道はとてもつらいものでした。どの犠牲者も小さな償い主です、本人と兄弟姉妹のための。また、償いの道は花咲く平坦な道ではありません。石とイバラだらけの険しい道で、肩に十字架を担ぎ、血管には熱、乾いた口には血の味を感じ、頭は棘に刺され、心は最後の拷問を見通しながら、そこを進みます。
贖いは頂上で行われます。そして、宥めの儀式の最後の宝石として、三本の釘があります。最後の甘美な愛情から引き離されること、天と地の間での孤独、そして闇です。単なる雰囲気ではない、心の闇。その後、太陽は死者に接吻しに来ます。でも、最初は闇と苦しみだけがあります。
わたしと一致していなさい、わたしと一緒に。その時が近づくほど、もっとわたしと一体化していなさい。助けてくれるのはイエズスだけ、教えてくれるのはイエズスだけです。なぜなら、イエズスは愛の殉教に耐える経験を生きたからです。
けれども、その前に、わたしは成長しなければなりませんでした。最初はマリアの母乳、次に、母の聖なる手で準備された食べ物で育てられました。だから、小さな贖い主たちは、キリストの中に形成されるために、マリアの中で生きなければなりません。イエズスは、あなた方の霊魂の力です。マリアは甘美です。人は、酢と胆汁を飲む前に、薬草入りの葡萄酒を飲まなければなりません。そして、これは、マリアのほほ笑みを促すことによって与えられます。地上でのわたしを幸福にした香油、それは楽園でわたしを幸福にする香油であり、父と共に、楽園じゅうを幸福にします。わたしの母の母親らしいほほ笑みは、人生における星であり、死における星です。それはとりわけ、犠牲の苦しみの中の星です。
わたしは、母の苦悩に満ちた勇敢なほほ笑みを見つめました。それは、唯一の慰めでした。処刑台へと立ち昇る無限の慰めでした。わたしはそれを見つめました、絶望がわたしに近づくことがないように。あなたも、常に見つめなさい。おお、苦しむ人間たち、それを見つめなさい。マリアのほほ笑みは、絶望の悪魔を追い払います。
マリアと一致して生きなさい。あなた方は、わたしと同様、マリアの子どもです。マリアの心で生きなさい、わたしが天国へ運びたい霊魂たち。母は子どもたちを失望させることなく、その両手は、あなた方への愛撫で満ちています。彼女の腕は、わたしを抱いた胸にあなた方を抱き寄せます。彼女の口は、わたしを慰めた言葉をあなた方に語ります。
あなたが地上での最後の滞在中に気絶することがないように、わたしはあなたをマリアの住まいに囲い込みます。彼女は、平安の母ですから、邪魔者が入って来ることはありません。彼女は勝利者ですから、敵が入って来ることはありません。
マリアに、最高の慈しみの炎を教えてもらいなさい。彼女は、慈しみの娘であり、母であり、伴侶です。
あなたと世界のつながりをすべて切り捨てなさい。イエズスとマリアの中でのみ、生きなさい。覚えておきなさい、もし、愛を得るためにすべての持ち物を与えたとしても無駄です。なぜなら、愛とは神と比べればすべてのものが価値を失うほどのものだからです──あなた方の霊魂の愛とは、あなた方の命の真の目的です。愛とは、人が神のために自分の持つすべてを放棄できるときに得られるものです。
後で平安が来るでしょう、マリア。今は困難があります。でも、愛する人にとって、それは勝利で飾られる困難です。
わたしはもうじき、あなたのイバラの冠を喜びの冠に変えるために来ます。頑張りなさい。
すべての鼓動、すべての働きに、わたしの印章をつけなさい。あなたの心臓の細胞に、涙で刻みなさい。わたしは、救い、そして愛する者です」。
注
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タイプ書き原稿に、「さらに雅歌について」と著者は書き込んでいる。