1943年10月17日
十月十七日
イエズスが言われます。
「煉獄とは何か、それは何で構成されていのかを、あなたに説明したいと思います。自分は死後についてよく知っていると思いながら、そうではない人が大勢います。彼らに注目させるやり方で説明しましょう。
これらの炎に浸される霊魂たちは、ただ愛によってのみ苦しみます。
光を受ける資格がないわけではないが、すぐに光の国に入る資格がない霊魂たちは、神の前に出頭するとすぐに、光に撃たれます。それは、ほんの瞬間の、至福の予兆です。それは、彼らに救いを確信させ、自分の永遠性がどうなるかに気付かせ、自分が霊魂に何をしたかを教えます。霊魂が神を持つ幸福を何年も騙し取っていたことを。そして、煉獄に浸かることによって、彼らは贖罪の炎に撃たれます。
ここで、煉獄について語られていることは正しいです。けれども、正しくないのは、これらの炎に誤った呼び方を当てはめることです。
それらは、愛の炎です。その炎は、霊魂を愛で燃え立たせて清めます。愛を与えるのは、魂が地上で得られなかった愛をそこで得るならば、魂はそこから解放され、天国の愛に加わるからです。
それは、おなじみの教えとは異なると驚きますか? でも、よく考えなさい。
三位一体の神は、神によって創造された霊魂たちに何を望みますか? 善です。
被造物に善を望む神は、被造物にどんな感情を望むでしょうか? 愛の感情です。
第一と第二の掟は何ですか? この二つの掟は、ほかのどの掟よりも重要な掟であり、ここに永遠の命へ導く鍵があると教えました。これは、愛の掟です。『力を尽くして、神を愛しなさい。隣人をあなた自身のように愛しなさい』。
わたしの口、預言者たち、聖人たちの口を通して、あなた方に何度も言ったことは何ですか? 愛は多くの罪を覆い隠す。愛は、罪と人間の弱さを焼き尽くします。なぜなら、愛する人はだれでも、神の中で生きており、神の中で生きていれば、罪を犯しにくくなり、もし犯してもすぐに後悔するからです。後悔する人には、至高なる者の赦しがあります。
霊魂たちには、何が欠けていましたか? 愛です。もっと愛していたら、あなた方の弱さや不完全さに関連する罪をほとんど犯さず、もっと軽い罪しか犯さなかったでしょう。でも、小罪を犯さないほど、堅忍不抜にはなれなかったでしょう。愛を悲しませないように努力はしたでしょうから、彼らの善い意志を見て、愛は、犯した小罪を赦してくださったでしょう。
罪の償いは、この世でどのように行われますか? それを償うことによって、そして可能であれば、それが犯された手段を通じて。損害を与えた者は、自分が強奪したものを返す、中傷した人は、中傷を撤回する、といった具合です。
さて、貧相な人間の正義でさえ、これを求めるなら、神の神聖な正義が求めないことがあるでしょうか? 神は、償いを得るために、どんな手段を用いるでしょう? 神自身──つまり愛──を、愛することを求めて。
この神に、あなた方は背きましたが、神は、あなた方を父のように愛し、自身を被造物たちと一体化することを望み、神自身を通してあなた方がこの一致を得られるように導いておられます。
マリア、すべては愛にかかっています、本当の死者、つまり呪われた者を除けば。なぜなら、これらの『死者』の愛は、これもまた、死んでいるからです。でも、三つの領域において、原動力となっているのは愛です。三つの領域とは、地上、煉獄、天国です。地上では、物質が重量を失っても、罪によって重くなった魂の重さは取り除かれません。天国では、住民は、あらゆる重荷から解放され、父と霊的な性質を分かち合います。あなた方は地上で愛することによって、天国のために働くことになります。煉獄で愛することによって、あなた方は人生で得られなかった天国の入場権を獲得することができます。天国で愛することによって、天国を楽しむことができます。
霊魂が煉獄ですることは、愛し、反省し、悔い改めることだけです。愛の光の中で反省しますが、愛は魂のために炎を灯しています。その炎はすでに神ですが、罰として神を煉獄から隠しています。
これは責め苦です。霊魂は私審判で受けた神のビジョンを思い出します。霊魂はその記憶を持ち続けます。ほんの一瞬でも神を見たことは、どの被造物にとっても、この上ない喜びですから、その喜びをまた経験したいと切望します。霊魂が神の前に進み出たときに霊魂を撃った光と神の記憶によって、霊魂は自分が善に対して犯した失敗の真の重要性を『悟り』ます。そして、この『悟り』と、この失敗のせいで自分が天国の所有と長年にわたる神との一致を自分から無くしてしまったという思いが、清めの苦痛を構成します。
愛と、愛に背いてしまったという確信が、この浄化される者たちの責め苦です。霊魂は、生存中に失敗すればするほど、霊的白内障によって目が見えなくなります。すると、愛の完全な悔い改めを知ってそれに到達することが、より困難になります。それは、浄化と神の国への参入への主要な要素なのですが。霊魂が罪によって抑圧されればされるほど、愛はその人生において重荷になり、鈍いままになります。霊魂が愛の力によって浄化されるにつれ、愛への復活は加速し、その結果、愛の征服も加速します。償いが終わって、愛の完成に到達した瞬間、それは完結し、霊魂は神の都へ入ることを許されます。
喜びに到達するために苦しんでいるこれらの霊魂たちが、早く完全な愛に到達できるよう、たくさんの祈りが必要です。その完全な愛は、彼らを赦し、彼らをわたしに結び付けます。あなた方の祈り、あなた方のとりなしは、愛の炎を大きく増やします。燃焼を促進します。けれども、おお! なんと喜ばしい責め苦でしょう──愛する能力まで増やして! 償いの進行を速めます。その炎に浸された霊魂たちを、どんどん高く持ち上げます。光の入り口まで運びます。光の門を明け、ついには霊魂を天国へ導き入れます。
あなた方よりも先に来世へ向かった人たちへのカリタに誘発された、これらの働きは、どれもあなた方へのカリタの急増をもたらします。苦しんでいる子どもたちを養ってくれたあなた方に感謝する神からのカリタ。あなた方に養われた子らが、神の喜びに導いてくれたあなた方に感謝してのカリタ。
この世から去った後ほど、あなた方の愛する人たちがあなた方を愛することはありません。なぜなら、彼らの愛はもう神の光に満たされて、この光の中で理解することができるからです、あなた方がどれほど彼らを愛しているか、そして、彼らがあなた方をどのように愛すべきであったかを。
死者たちはもう、あなた方に赦しを求めることも、愛を与えることもできません。けれども、あなた方の代わりにわたしに言います。わたしは、彼らの言葉をあなたに届けます。彼らはもう見えるようになり、かつてすべきであったように、あなたを愛しています。同時に、わたしは、彼らが愛してほしがっていることと、彼らの祝福をもあなたに届ます。その祝福は、煉獄に入ったときから有効です。なぜなら、カリタに浸されているからです。それは、彼らを燃やして浄化します。その後、彼らが解放され、あなたがすでに彼らより先に愛の国に入っている場合、彼らが命の入り口であなたに出会うか、その中であなたと再会するなら、その瞬間から、それは完全に有効です。
マリア、わたしを信じていなさい。わたしは、あなたと、あなたの大切な人たちのために働きます。あなたの霊を休ませなさい。あなたに喜びを与えに行きます。わたしを信じなさい」。