1943年9月23日
九月二十三日
イエズスが言われます。
「わたしが言ったことの中で、重要な注目点の一つに戻りましょう。マリア、重要なことが二つあります。愛の要求──これが第一です。償いの要求──これが第二です。
実のところ、三位一体の神──あなた方を創造した神は、あなた方が万物を従わせる国を与えました。そこに苦しみはなく、死は存在しませんでした。最愛の人が、死の恐怖と遺族の嘆きのうちに生命を断たれることはなく、マリアのように清らかなまどろみの霧の中で眠りにつくだけでした。そうすれば、地上の楽園の門はすぐに開き、最高の楽園の光と父なる主の声で、満たされるはずでした。子らとともにとどまることを喜ぶ主の声で──実のところ、あなた方の神は、あなた方に必要なものをただ一つ定めました。愛の要求です。子どもらの父への愛。臣民の王への愛。被造物の創造神への愛です。
あなた方が、罪の酸によって愛の根を腐らせなかったなら、愛の根はあなた方に苦労させることなく、力強く成長していたことでしょう。苦労なしに、喜びだけをもたらします。それは、いわば呼吸のように、あなた方に安らぎをもたらす欲求です。そして実に、愛はあなた方の霊魂の呼吸、あなた方の霊魂の血液となるように定められていました。
そこへ、罪が来ました。おお、罪の破壊!
あなた方は、崩壊をとても恐れます。建物、教会、橋、都市などの破壊を恐れ、すべてを粉々に砕き、傷つける爆発物を呪います──そのあなた方は、罪が人間にもたらす破壊を考えないのですか? 人間は、人間によって造られたものではなく、永遠の知性によって造られたのですから、最も完全な被造物でした。あなた方はつまり、神の型の中に欠陥のない金属で鋳造され、神に似たものとして、美しく純粋に造られました。神はご自身の作品を見て喜び、天のものは飛び上がってほめたたえ、地のものは大声で歌いました。そこは調和に満ちた天体、宇宙の起源において、その惑星は神の子、人間である王の宮殿になるはずでした。
罪は、どんなダイナマイトよりも不吉で、人間の根を揺るがせました。それはどこにあったか知っていますか? 人間を造った神の思考の中でした169。
罪は、肉体と霊魂という完全な複合体である人間の根底を揺るがせました。肉体の感情の動きは、霊魂よりも重いだけで、逆らうものではなく、敵でもありませんでした。霊魂は、肉体の牢獄にいやいや閉じ込められているのではなく、神へと導いてくれる優しい肉体の中で喜んでいました。なぜなら、霊魂は神の霊の一分子として、神に引かれたからです。創造主と霊魂との愛の関係によって、神の磁石に引かれるように。全である神と部分である霊魂170の間で。
罪は、神が子に与えたこの調和的な環境を揺るがせました。子を王に、幸せな王にするために与えたのですが。
人間の神への愛が破綻すると、地から人間への愛も破綻しました。下等な被造物たちの間では、惨忍さが地に解き放たれました。動物たちと人間の間に──そして、最も恐ろしいことに──人間と人間の間に。神の愛によってのみ温まるはずだった血は、憎しみで熱くなり、沸き立ち、滴りおちて、地上の祭壇を汚しました。そこは、神が最初の人間たちを置いた所でした。人間たちが愛し合うことによって神を愛し、未来の者たちに愛を教えることができるようにと。それだけが、神があなた方に求めた儀式でしたが。
こうして、ある植物が罪の種から生まれました。それは苦い実ととげのある枝を持ちました。痛みです。
まず、痛みは、人間が未成熟な精神で耐え得る痛みとして与えられました。それは、女性の最初の痛みと兄弟の肉体に負わせた最初の傷からできた動物的な痛み、呻き声と呪いからできた猛烈な痛みであり、常に新たな復讐の種です。その後、激しさは増しても功績は増さず、痛みもまた進化し、より広範で複雑なものになりました。
わたしは、預言者たちによって繰り返された警告を、わたしの命と死によって確かにするために来ました。神がますます罪を犯す神の子らを赦し祝福するために要求するのは、体の割礼ではなく、心の割礼です。感情の割礼、刺激の割礼です。最初の罪の芽は常に、肉体と血の刺激、または最高の欲望、つまり精神の刺激を生み出します。
おお、子らよ、ここです。あなた方の霊魂に救いの徴──神の徴──を鉄と火の働きで刻まなければならないのは、ここです。あなた方の惨忍な掟と呪わしい戦いの鉄と火によるのではありません。ここで──人間の掟と戦いが造られたこの場所で。逆のことを言っても無益です。あなた方が、もし、主の徴のもとで生きていたなら、霊的に割礼を受けて、あらゆる不純をもたらすものを取り除いていたなら、今のように無分別な人にはなっていなかったでしょう──獣そのものとは言わないまでも。そして、注目しなさい、獣も、無分別な人も、理性を欠くという意味で、ほとんど変わりません。つまり、神が、人間を地上のすべての生物の王にするために与えた理性を欠くのです。
人間に必要なものが二つあります。愛と痛みです。愛は、あなた方を悪から守ります。痛みは、あなた方を悪に備えさせます。
ここで、学ばなければならないことがあります。どのように愛し、どのように耐えるかを知ることです。けれども、あなた方は、どのようにして愛し、どのようにして耐えたらよいか知りません。どのようにして苦しみを引き起こすかは知っています。それは、愛ではなく、むしろ憎しみです。
なぜ、あなた方はこれほどに、悪を知ることができ、善を知らないのですか? なぜですか? あなた方は、憎しみと残虐さに飽きないのですか? そして、神に赦されたいのですか?
愛へ戻りなさい、子らよ。そして、痛みに耐える方法を学びなさい。あなた方が、わたしの子であるなら、他者の罪を償うために痛みを望むことができるでしょう。わたしはそれができましたし、喜んでします。あなた方が、そこまでできないとしても、少なくとも、あなた方が生み出した痛みのせいで、わたしを責めることがないようにしなさい。
愚かなプライドを捨てなさい! 徴税人のように、自分が無価値であると学びなさい。保護である神の目の下で生きる価値がなくなったのですから。むなしい地上の渇きを捨て、命の泉に近づきなさい。それは、二千年の間、あなた方のために流れ出ています。あなた方の心に命を注入しなさい。あなた方の心は、壊疽をともなう罪と消耗をともなう無関心で死にかけています。
あなた方の墓へわたしを呼びなさい。わたしは復活させる者、キリストです。
急いで駆け付けて『出て来なさい』と言ってもらうためには、ただ、わたしを呼べばよいのです。死から。悪から。利己心から。欲から。あなた方に喜びをもたらさずに消耗させる呪わしい憎悪から。わたしの中に入る恐怖から。わたしとともに光の中に入る恐怖から。愛に生まれ変わり、真の知識を知り、平安と命を得るために。それは、わたしのものであり、わたしの永遠を持つでしょう171」。